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〜生きるチカラを共に育む〜 株式会社ソノママ 「くもとそら at ネーブル」

【代表の鯉沼 真澄(こいぬま まこと)さん】

 

彼が運営するその場所はネーブルパークのすぐ側にあります。

 

 名前は「くもとそらatネーブル」

 

 ここは、児童が不登校になった時、引きこもりにならないように支援する場所です。

 

どんなところなのでしょうか?

 

鯉沼さんにお話をお伺いに行きました。

 ドアを開けると、メガネをかけてニコニコしている、人懐っこそうな男性が出迎えてくださいました。

「くもとそらatネーブル」を立ち上げた代表の鯉沼さんです。

お若いですが、3人のお子さんのお父さんです。

 

 この仕事を始めるきっかけとなったのは、まだ20代だった鯉沼さんが栃木市で大きなイベントを手伝っていた際、そこに来ていた方々との関わりだったそうです。

 

 元々、子どもと関わる仕事に就きたいと考えていた鯉沼さんは、生きづらさを抱えている子ども達や親の存在を知り、その受け皿となり、もっと子育てを楽しめるようにと1店舗目の「くもとそら」を、そして、その中でも不登校や高学年の児童、子育ての悩みなどを専門的に支援する2店舗目「くもとそらatネーブル」を古河市に開設しました。

 

人が好きで、喜んでもらえたり楽しんでもらえたりすることが嬉しいと話す鯉沼さん。

 

当たり前ですが、子どもには一律ではない個性があり、その子しかいません。学校にも様々な子がいます。

 

その子の持つ特性によっては、学校での授業が受けづらい、集団生活が苦手、などの困りごとや学校生活そのものが困難になる場合があります。

 そんな子ども達に対する支援制度のひとつとして放課後等デイサービスという支援制度があります。

 

 放課後等デイサービスとは、一般的な学校の放課後児童クラブなどと一緒で、平日の放課後に通える福祉サービスのことです。

 

「放課後等デイサービス」について

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000117218.html

 

 放課後児童クラブとの大きな違いは、発達障害(もしくはその疑い)がある児童を対象としていて、預かりではなく、その児童に合った療育や支援を提供することにあります。

【スタッフのみなさん。「くもとそら」の庭で】

 

 ◎くもとそらatネーブル校の取り組み(と館内の様子)

 

 国の公的な制度上にある放課後等デイサービスのほか、atネーブル校では、独自の取り組みとして、平日の日中や学校がお休みの祝日でも、子ども達の受け入れを行っています。

(登校先の学校長の判断になりますが、出席単位として認められる場合もあるそうです。)

 

 入口を入るとまず、大きなカウンター。日当たりの良い庭に面した大きな窓からは、太陽が降り注ぎ、まるでカフェのような気持ちの良い空間です。中には畳の部屋もあり、楽器(ドラム)も置いてありました。

 

この場所では毎日スタッフのミーティングが行われ、子ども達一人一人についての情報共有や話し合いなどが行われています。

 

壁にかけてある1枚のボードには、学習のカリキュラム(時間割)が貼られていますが、時間割には随時手が加えられ、その子にとって必要な授業を展開していきます。

 

平日の日中に施設を利用する子ども達には、学校にいれば授業が行われている時間帯のため、このようなカリキュラムも用意しているとのこと。

【入り口のドアを開けてすぐの空間】

 

鯉沼さんは、その子が必要としている状況があれば、いつでもこの場所に来てみて欲しいと強調します。

 

◉地域との連携

 

 くもとそらは、保護者や子ども達が困った時、進み方に迷った時に、安心して相談ができる場所として、古河市教育委員会指導課・子育て包括支援課・障がい福祉課・さるびあルーム(学習支援センター)など行政の支援機関との関わりも大切にしています。

 

そうすることにより、関わる全てのところで、子ども達のことを多角的に考えた上で受け入れられる体制を作り、子どものことを一番に考えられる関係性を構築しているそうです。 

【ここでミーティングもしています】

 

今では市が開設している、さるびあスクール(学習支援スクール)、学校、教育委員会、相談員さんからの問い合わせも入るようになっているとのこと。

 

連携の土壌が少しずつ出来つつあるとの実感も得られてきているそうです。

【庭のシンボル、ネーブルの木。元気な黄色の実を付けていました。】あいのさん

 

◎取材を終えてみて

 

鯉沼さんは「スタッフが楽しければ、うちは楽しいんです」と言い切ります。

スタッフは同じ船に乗るクルーだそうです。

施設運営のスタイル。まっすぐに子どもを想う理念。

折々に現れる鯉沼さんの姿勢は、きっと訪れる子ども達にも伝わっていると感じました。

 

生きる力を育む土台は様々です。

その子が持っている個性のために、生きづらく苦しさを感じているのなら、この場所は自らの生きる力を上手に引き出してくれると思えました。

 

取材の間「取材のために話しているけれど、あなたにも聞いてほしいと思って話しているよ」と隣で耳を傾けるスタッフにも丁寧に語る鯉沼さんがとても印象的でした。

 

お困りの方は、お子様の学校の相談員か「くもとそらatネーブル校」に相談してみてください。

 

取材:ゆきらこ

『くもとそらatネーブル校』

住所 古河市駒羽根870-9

電話番号 0280-66-9785(担当者携帯090-5577-4272)

開所日 平日・祝日 9:00〜18:00(火曜日 13:00〜18:00)

HP↓

https://kumotosora.wixsite.com/mokumoku

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ゆきらこ

ゆきらこ

こがキラ photo クラブ 3 期生

こがキラ photo クラブ 3 期生。生まれは北陸。丸い餅が主流の文化圏から四角い餅が主流の古河に嫁いで 20 年。3 人の子育てを経ながら 3 代続く左官屋嫁として邁進中。深い歴史の記憶が横たわる古河の暮らしや、そこに暮らす魅力的な人々をウォッチングしていきたいと思います。

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